「習近平は退陣せよ」 中国各地で異例の抗議デモ、ゼロコロナに国民の怒り噴出

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拘束された人々の解放を求める人々=中国・上海/@whyyoutouzhele/Twitter

拘束された人々の解放を求める人々=中国・上海/@whyyoutouzhele/Twitter

北京では若者を中心に数百人が市内の商業中心地に集まり、28日未明まで抗議運動を続けた。最初は少人数で始まったウルムチ火災犠牲者の追悼集会は、やがて大規模なデモ行進へと発展した。

参加者はゼロコロナに反対して上海で拘束されたデモ参加者の支持を表明し、「自由が欲しい」と叫びながら通りを練り歩いた。

南西部の成都でも繁華街に数百人が集まり、習主席に抗議して「独裁者に反対を!」「生涯の支配者はいらない。皇帝はいらない」と叫び声を上げた。

南部の広州でも、数週間にわたって封鎖措置が続いている地区で数百人が集結。「封鎖措置はいらない。自由が欲しい。表現の自由、報道の自由、芸術の自由、移動の自由、個人の自由。私の自由を返せ!」と訴えた。

各地の大学キャンパスでも抗議運動が巻き起こった。北京大学では27日未明、壁に赤いペンキで書かれた抗議のスローガン前に学生約100人が集まった。「目を見開いて世界を見回せ。ダイナミックなゼロコロナはうそだ」と書かれたスローガンもあった。

学生によると、壁に書かれたスローガンは後に警備員が黒いペンキで塗りつぶした。

東部の江蘇省南京にある中国伝媒大学や、北京の名門大学・清華大学でも、学生たちが政府のゼロコロナ政策や検閲に抗議した。

SNSに出回った映像や画像では、学生たちが白い紙を掲げ、「民主主義と法の支配を! 表現の自由を!」と訴えていた。

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