中国、「ゼロコロナ」撤回以降の死者約6万人 保健当局が発表

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病院の前に止まる救急車=5日、中国・上海/CFOTO/Future Publishing/Getty Images

病院の前に止まる救急車=5日、中国・上海/CFOTO/Future Publishing/Getty Images

(CNN) 中国の国家衛生健康委員会(NHC)は14日の記者会見で、厳格な「ゼロコロナ」政策が撤回された先月以降、新型コロナウイルスの感染者6万人近くが死亡したと発表した。

NHCの高官によると、先月8日から今月12日までに確認された新型コロナ関連の死者は5万9938人。このうち5503人が感染による呼吸器不全で亡くなり、5万4435人はがんや心血管疾患などの基礎疾患を持つ感染者だった。

中国はこれまで、新型コロナ感染者のうち死因が呼吸器不全だったケースだけを死者数として発表していた。中国疾病予防コントロールセンターの公式サイトでは、先月8日から1カ月間の死者が37人と報告されている。

だが実際には多くの都市で、病院や葬儀場に市民らが殺到していると伝えられる。世界保健機関と米国は、当局が現在の流行状況を過小に報告していると批判してきた。世界の保健当局者らも中国に対し、爆発的な感染拡大に関するデータをもっと公開するよう求めてきた。

ただし同高官によれば、発熱外来を訪れる患者や入院患者の人数は都市部、農村部ともにすでにピークを越えている。

発熱外来の患者は12月23日の286万人あまりが最も多く、12日時点では47万7000人。入院患者は5日の163万人がピークで、12日には127万人に減ったという。

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