「宇宙資産」への米国の干渉、宣戦布告とみなす 北朝鮮

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北朝鮮は、米国による「宇宙資産」への干渉や攻撃などの行為を「宣戦布告とみなす」と警告した/KCNA/Reuters/File

北朝鮮は、米国による「宇宙資産」への干渉や攻撃などの行為を「宣戦布告とみなす」と警告した/KCNA/Reuters/File

(CNN) 北朝鮮は、米国による「宇宙資産」への干渉や攻撃の可能性について、そうした行為を「宣戦布告とみなす」と警告した。北朝鮮国営メディアの朝鮮中央通信(KCNA)が2日伝えた。

KCNAが伝えた国防省の声明によれば、北朝鮮の偵察衛星に対する米宇宙軍の敵意は北朝鮮の主権に対する挑戦であり、より正確に言えば、北朝鮮に対する宣戦布告であるため、決して看過することはできないという。

北朝鮮は今回の発表の約2週間前、同国初となる偵察衛星を地球周回軌道に進入させたと明らかにしていた。専門家によれば、衛星が機能すれば、敵対勢力に対する攻撃を、より正確に行えるようになるという。

北朝鮮による衛星打ち上げの後、韓国も、米スペースXのロケットを利用して、同国初となる偵察衛星を打ち上げた。

KCNAによれば、今回の北朝鮮の警告は、北朝鮮の偵察衛星への攻撃を示唆した米宇宙軍司令部当局者による「たわごと」を受けたもの。

KCNAによれば、この不特定の米当局者は、さまざまな可逆的もしくは不可逆的な方法を駆使することで、米国が「敵国の宇宙空間での作戦能力を低減させることができる」と主張しているとされる。この米当局者が誰なのかは不明。

CNNは、米当局者による最近の発言のなかに、北朝鮮が主張するようなものは発見できなかった。

北朝鮮は、今回の衛星は偵察用であり、観測を目的とした技術的な特徴から国際法上、宇宙兵器とみなされないと主張している。

専門家からは、今回の衛星はスパイ活動や北朝鮮の軍事力を向上させるためのものだと見方が出ている。

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