イスラエルに対するジェノサイド訴訟 国際司法裁、26日に仮処分の是非判断へ

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オランダ・ハーグにある国際司法裁判所(ICJ)の判事ら/Dursun Aydemir/Anadolu Agency/Getty Images

オランダ・ハーグにある国際司法裁判所(ICJ)の判事ら/Dursun Aydemir/Anadolu Agency/Getty Images

(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区におけるイスラエルの軍事作戦はジェノサイド(集団殺害)条約違反に当たるとして南アフリカが提起した訴訟で、国際司法裁判所(ICJ)は24日、軍事作戦の一時停止を命じる仮保全措置を出すかどうかの判断を26日に示すと明らかにした。X(旧ツイッター)上に報道声明を発表した。

ICJはオランダ・ハーグにある国連の主要司法機関。現地時間午後1時に判断が示される見通しだ。

南アフリカはICJに提起した訴訟で、イスラエルがガザ地区のパレスチナ人に対するジェノサイドに及んでいると主張。ジェノサイドの防止や処罰を怠ったとも主張している。

審理は今月11日に始まった。イスラエルはこうした批判を断固拒絶し、「偽りの」「著しくゆがめられた」批判だと反論している。

南アフリカはICJに対し、「差し迫った回復不能な損失から」パレスチナ人の権利を守るため、「仮保全措置」を実施するよう求めている。

仮保全措置は一種の一時差止命令として機能する。裁判所で訴訟全体の審理が進む間、紛争がエスカレートするのを防ぐ目的がある。ICJの判断は最終的なもので法的拘束力を持つが、実際に履行を強制する手だてはない。

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