イスラエル、ラファ作戦を「来月10日までに完了」

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パレスチナ自治区ガザ地区北部から南部ラファにある国連の避難所に避難してきた人々/Mohammed Zaanoun/Middle East Images/AFP/Getty Images

パレスチナ自治区ガザ地区北部から南部ラファにある国連の避難所に避難してきた人々/Mohammed Zaanoun/Middle East Images/AFP/Getty Images

(CNN) イスラエル軍が計画しているパレスチナ自治区ガザ地区南部ラファでの地上作戦について、ネタニヤフ首相はイスラム教のラマダン(断食月)が始まる来月10日までの完了を指示していることが分かった。

イスラエル当局者が10日、CNNに語ったところによると、ネタニヤフ氏が8日、戦時内閣の閣議でラマダン入りを目標に設定した。

ネタニヤフ氏は地上作戦に向け、ラファにいる避難民ら130万人あまりの退避計画を準備するよう軍に指示している。

これに対し、国連のデュジャリック報道官は民間人が置かれた状況の先行きに「極度の懸念」を表明。国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」も「一斉退避は破滅的な結果を招く」との警告を発した。

サウジアラビア外務省は10日、ラファへの攻撃「極めて重大な影響」をもたらす恐れがあるとの声明を発表した。

アラブ首長国連邦(UAE)も、ガザ地区でさらに罪のない命が失われ、人道危機が悪化する事態を警告した。

一方イスラエル軍は、同国軍機が10日、ラファでイスラム組織ハマスの幹部2人を含むメンバー3人を殺害したと発表した。

パレスチナ警察は、イスラエル軍によるラファへの空爆で警官少なくとも5人が死亡したと発表。また病院関係者によれば、同市内で少なくとも民間人12人の死者が出た。

双方の発表した死者数がどう関連しているのかは明らかでない。

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