イランで豪雨被害 洪水で3人死亡、当局がワニに警戒呼びかけ

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イラン南東部が洪水による被害を受け、当局は生息地から流されたワニに注意するよう警告した/Tasnim News

イラン南東部が洪水による被害を受け、当局は生息地から流されたワニに注意するよう警告した/Tasnim News

(CNN) 中東を襲った記録的な豪雨の影響で、イラン南東部で洪水の被害が広がっている。国営通信(IRNA)は18日、道路建設作業員3人が洪水のために死亡したと伝えた。

当局は、ワニが生息地から押し流される可能性があるとして、住民に警戒を呼びかけている。

イラン政府系メヘル通信の17日の報道によると、バンダルアッバス、ケルマン、シスタン・バルチスタンの各州で、豪雨による鉄砲水が発生した。

各地で河川が氾濫(はんらん)し、ダムは容量の限界に達して設備が激しく損傷している。現地メディアの映像には、大規模な洪水の中でボートを使った救助活動が行われる様子が映っている。

アラブ首長国連邦でも豪雨に見舞われた/Christopher Pike/AP
アラブ首長国連邦でも豪雨に見舞われた/Christopher Pike/AP

現地メディアが18日に伝えたところによると、シスタン・バルチスタン州環境局は、ワニが生息地から押し流されている恐れがあるとして住民に警戒を促し、洪水が収まって状況が安定するまでは川岸や湿地、沼地、野生生物の生息地周辺へ不必要に近づかないよう呼びかけた。

一方、イラン赤新月社は、南西部の冠水した道路で動けなくなったバス2台の乗客43人を救助したとX(旧ツイッター)で明らかにした。

中東では16日から17日にかけ、アラブ首長国連邦やオマーン、イランなどが集中豪雨に見舞われていた。

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