英語を好きになる方法
違う言語のフィルターから見える違う世界
月は顔に見えたり、うさぎが住んでいたりしていい。ブルガリアではYESはクビを横に振り、NOはクビを縦に振る。万国に共通にして存在する月だったり、YES/NOという肯定・否定の概念が、言語圏が違うだけで、全く別な解釈を帯びる。痩せている女性が、美とされる傾向にある日本。一方アフリカでは、ふくよかな女性こそが美人とされる。あなたの嫌いは日本語の世界で作られた嫌いだ。あなたの嫌いを別言語という名の別環境のフィルターから眺めたら、その嫌いは一気に吹っ飛んでしまうかもしれない。実際、外国語を学び自己解放している人も多い。外国語は物の見方、感じ方を一変させてくれるからだ。狭い日本語世界で作られた嫌いを嫌いのまま一生放って置くのではなく、別な言葉という別環境を通じて、あなたが嫌いに思っていたことを別な切り口で取り組みなおしてはどうだろうか。日本語では話し下手でも、外国語の英語だったら、意外と大胆になれる。環境は意志よりも強いのだから、あなたの嫌いへの固執よりも、別言語で嫌いを克服するという新しい環境を設定してみたらどうだろうか。
”英語を好きになる”おすすめ英語教材
ロゼッタストーンの英語学習はシチュエーションと文を切り離した無味乾燥な英文暗記型学習法とは一線を画す。日常よく出くわす場面で、よく使う表現を、効率よくシチュエーションと一緒に文脈の中で吸収することができる。このシチュエーション重視型の言語学習を通じ、英語圏の文化、考え方も吸収できるメソッドが何よりも魅力的だ。
【著者紹介】
溝江 達英(みぞえ たつひで)
カナダ ラヴァル大学文学部日本語科主任
早稲田大学第一文学部、一橋大学大学院言語社会研究科を経て、カナダ ラヴァル大学文学部言語学科博士課程修了。言語学博士(Ph.D)
英語スピーチコンテスト優勝経験を持つ。英語に加え、仏、独、西、伊、露語も堪能な言語学者である。