米とEU、FTA交渉開始へ
EUは、米とのFTA協定には域内経済の成長率を0.5%押し上げる効果があると見ている。
世界貿易機関(WTO)の多角的貿易交渉「ドーハ・ラウンド」が進まないなかで、米欧は貿易相手国との2国間交渉に力を入れてきた。
デフフト委員によれば、関税だけでなく規制や認可手続きといった非関税障壁を撤廃することが交渉の中心テーマになるという。
米商工会議所によれば、米欧が全ての関税を撤廃すれば5年間で米国とEUのGDPは計1800億ドル増加する可能性があるという。非関税障壁の半分を撤廃すれば、経済成長率はさらに3%上昇する可能性がある。