「ショックと恐れ」 トランプ氏優勢に市場も反応
香港(CNNMoney) 8日に投開票が行われた米大統領選で共和党候補ドナルド・トランプ氏の優勢が伝えられるなか、市場も反応を示している。
S&P500先物やナスダック先物は一時5%下落。この下落幅は2011年8月の米国の格付けが引き下げられたことを受けて5.5%下落した時以来の大きさ。
アジア市場にも影響は及び、日経平均は5.5%、香港ハンセン株価指数は約3%下落した。
市場は不確実性を嫌うが、投資家の多くはトランプ氏の反自由貿易などの姿勢が大統領に就任した場合に世界に影響を及ぼす可能性があるとみている。
シンクマーケッツのアナリスト、マット・シンプソン氏は「今の世界市場の動きを適切に表現するならショックと恐れだろう」と述べた。