映画館銘柄が上昇、「ゴジラvsコング」の興収を好感
ニューヨーク(CNN Business) 新作映画「ゴジラvsコング」の興行収入が好調だったことを受けて、映画館関連銘柄が上昇している。
ワーナー・ブラザースが4日に発表した数字によれば、同作は3月31日に公開以降で5000万ドル(約55億円)近い興行収入をあげている。こうしたことを受けて、映画チェーン大手AMCの株価は15%以上値上がりした。
新型コロナウイルスの流行によって多くの映画館が閉鎖を余儀なくされて以降で、「ゴジラvsコング」は最大のヒット作となっている。一部の都市では映画館が再開されているが、入場制限がかかっている。
映画ファンの一部が巨大スクリーンの体験を熱望しているのは明らかで、それはAMCなどの映画チェーンにとっては追い風だ。
「ゴジラvsコング」の公開初週の好調さは、配信サービス「HBO Max」の利用者は定額制の一環で無料で視聴できることを考えると特に注目に値する。
明らかに多くの人たちは巨大モンスターをサラウンド音響のある巨大スクリーンで見るためによろこんで映画館に足を運んだ。配信サービスで自宅で映画を視聴することをすべての人が望んでいるわけではないようだ。