世界一高いビル先端の尖塔上に女性立つ、近くをA380が飛行

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「ブルジュ・ハリファ」のてっぺんに立つ女性の後ろを世界最大の旅客機A380が飛行した/Emirates

「ブルジュ・ハリファ」のてっぺんに立つ女性の後ろを世界最大の旅客機A380が飛行した/Emirates

(CNN) 中東のアラブ首長国連邦(UAE)を拠点とするエミレーツ航空は、ドバイにある高さ世界一のビル「ブルジュ・ハリファ」のてっぺんにある尖塔(せんとう)に同航空の客室乗務員の制服に身を包んだ女性を立たせ、世界最大の旅客機A380が女性の近くを飛ぶ写真や映像をこのほど公開した。

ドバイで開催中の万博と同航空の宣伝キャンペーンの一環。

万博のシンボルマークに彩られたA380は女性から0.5マイル(約805メートル)離れた上空を145ノット(時速約269キロ)の速力で通過するなどした。この後は万博会場の上空も飛んだ。A380の通常の巡航速度は480ノット。

この大胆な内容の広告は昨年10月に2日間かけて制作。ブルジュ・ハリファの高さは正確には2700フィート(約823メートル)とされるが、同機は同じ高度でビルの周りを11回、旋回飛行したという。

尖塔上に立つ離れ業をこなし、同航空の利用を呼びかける宣伝字句などを掲げた女性は、ニコール・スミス・ルドビクさん。

エミレーツ航空は昨年8月にもルドビクさんをブルジュ・ハリファの尖塔の頂上に立たせる動画の広告を作成し、インターネット上で話題を集めていた。地上から尖塔の頂上までの高さは828メートルだという。

今回の広告は接近飛行のA380が新たに登場し、奇想天外さを新たにつけ加える趣向となっている。

エミレーツ航空は総2階建てのA380の最大の顧客となっており、計115機を保有。同機は乗客らの間で人気の機材となっているが運航経費の高さなどが難点となっていた。エアバス社は2019年に生産中止を発表。最後の1機は昨年末、同航空へ引き渡されていた。

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