米東岸で強い光を放つ流星、目撃情報
(CNN) 米東岸に位置するオハイオ、メリーランド、サウスカロライナなど少なくとも10州で2月27日午後7時過ぎに、非常に明るい流星が目撃された。
米国流星学会(AMS)のウェブサイトにはバージニア州バージニアビーチから次のような目撃談が寄せられた。
「しっぽのような形をした巨大な黄色い光が町の真上を猛スピードで流れるのが見えた。流れていく角度から、町に落下するのではないかと思った」
光の色については、短文投稿サイト「ツイッター」上で白、青、緑などさまざまな意見が見られた。
流星学会のサイトに投稿したメリーランド州シルバースプリングの住民は「燃えている飛行機が近くを飛んでいるように見えた」と述べている。無論、これは飛行機ではない。この光の正体は、流星学会が「火球」に分類する非常に明るい流星と見て間違いないだろう。火球は、宇宙から落下してきた石、金属、氷が大気圏で燃え尽きる時、金星よりも明るい光を放つ現象だ。
流星学会には28日朝までに少なくとも155件の目撃談が寄せられた。同学会によると、毎日「数千個」の火球に分類される流星が大気圏に突入するが、その大半は海や居住者のいない地域の上空で燃え尽きるため、目撃されることはないという。