死海文書が眠る洞窟、新たに発見 60年ぶり
(CNN) ヨルダン川西岸にあるクムラン周辺で、死海文書の12番目の洞窟が発見されたことが9日までに分かった。こうした発見は過去60年で初めて。これまで、死海文書はクムランの11の洞窟でしか発見されていなかった。
プロジェクトを主導した考古学者の1人、オレン・ガットフェルド博士によれば、これまでは、死海文書はクムランにある11の洞窟だけで見つかってきたが、今回の洞窟が12番目のものであることは間違いないという。
陶器の破片や、壊れた巻物を入れる瓶、そのふたなどが洞窟の入り口に散乱していた。さらに奥に入ると洞窟が崩落したようだった。
発掘を進めると研究チームは、破損していない保存瓶を巻物ごと発見した。瓶はヘブライ大学に搬送され、中身が取り出された。