30年前に譲ったテレビから現金10万ドル、持ち主に返る

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廃品のテレビから思わぬ「お宝」

(CNN) カナダ南東部オンタリオ州のリサイクル工場で先ごろ、廃棄物の古いテレビから10万ドル(約1130万円)以上に相当する現金が見つかり、持ち主の元へ返される出来事があった。CNNの提携局CTVがこのほど伝えた。

工場の作業員が古いブラウン管テレビを解体中、中に隠されていた現金箱を発見したという。

「50ドル札の束が4つあって、すごい金額だと分かった」と工場長は語る。工場長は発見を届け出た正直者のスタッフをほめたたえるとともに、現金箱を警察に届けた。

現金箱には現金だけでなく書類も入っており、ここから警察は持ち主の男性(68)を探し出した。この男性は30年前にテレビを友人に譲っており、現金をしまってあったことをすっかり忘れていたらしい。

現金は相続財産として家族に渡すはずだったという。

長年使ったテレビを処分した友人も、これがきっかけで元の持ち主のもとに「お宝」が戻ることになるとは思いもしなかったはずだ。

「戻った現金はさっさと銀行に預けたことを願うよ」と担当巡査は言う。

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