スペースXの「クルードラゴン」、エンジン試験でトラブルか 施設上空に煙

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ケープカナベラルにある施設の上空に煙があがった=20日/Craig Bailey/FLORIDA TODAY/USA Today

ケープカナベラルにある施設の上空に煙があがった=20日/Craig Bailey/FLORIDA TODAY/USA Today

ニューヨーク(CNN Business) 米宇宙ベンチャー、スペースXが開発を進めている有人宇宙船「クルードラゴン」のエンジン燃焼試験でトラブルが発生し、同社と米航空宇宙局(NASA)が原因調査に乗り出した。

スペースXによると、エンジン燃焼試験は20日、米フロリダ州ケープカナベラルで実施された。一連のテストに続く最終段階でトラブルが起き、施設上空に煙が立ち上った。けが人は出ていないという。

クルードラゴンと、ボーイング社の「スターライナー」は、NASAと契約して民間初の有人宇宙飛行を目指してきたが、どちらも2017年就航という計画から大幅に遅れている。

クルードラゴンは今年3月、無人の試験飛行で国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングに成功。7月には初の有人飛行でNASAの飛行士をISSへ運ぶことになっている。スターライナーは8月にも無人の試験飛行を実施し、今年中には有人飛行にこぎ着ける計画だ。

米国は11年のスペースシャトル計画終了以降、ISS滞在クルーの交代ミッションをロシアの宇宙船ソユーズに頼ってきた。NASAは今年2月、民間の宇宙船開発がこれ以上遅れた場合に備え、12月までで予約が切れることになっていたソユーズの座席を、来年春まで確保しておく意向を示した。

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