金属製の「モノリス」、今度はカリフォルニア州に出現 そして消失
(CNN) 米ユタ州の砂漠に忽然(こつぜん)と現れ、その後4人組によって撤去された石柱状の物体。SF映画「2001年宇宙の旅」 にちなみ「モノリス」と呼ばれたが、金属でできた同様の物体がカリフォルニア州にも出現した。
地元住民が集まって写真を撮るなどしたものの、ほどなくして何者かにより持ち去られ、こちらも姿を消した。
銀色に輝くこのカリフォルニア版「モノリス」は2日、ロサンゼルスとサンフランシスコのほぼ中間に位置するアタスカデロにあるハイキングコースで見つかった。
ただ地元紙の報道によると、3日の早朝に男性グループが現れてこれを撤去したという。
市当局の幹部はCNNの取材に答え、モノリスがどうやって設置されたかはわからず、市は撤去に関与していないと述べた。そのうえで市としてこの件を調査することはないとしながらも、設置に使用されたとみられる鉄筋は現場から片づける予定だと明らかにした。放置すれば誰かがけがをする恐れがあるためだ。
撤去されるまでの短い間、モノリスはソーシャルメディア上でちょっとしたセンセーションを巻き起こした。
CNNの取材に応じた女性は、フェイスブックでモノリスの記事を読み、直接見に行くことにしたと説明。ハイキングコースを30分歩いて対面を果たしたという。
モノリスはコースの出発点からすでに見えており、「冗談ではなく、確かにそこにあるのが分かった」と、女性は振り返る。
前出の市の幹部によると、モノリスの高さは約3~3.6メートルで、重さは推定90キロ程度。現場のハイキングコースは利用者が多いことで知られるが、モノリスが設置されるところを目撃した人はいないという。