冬季五輪の聖火ロシアへ 7日にリレー出発
(CNN) 来年2月に開幕するソチ冬季五輪に向け、ギリシャで採火された聖火が5日、ロシアに引き渡された。聖火リレーは7日から123日かけてロシア全土を巡る。
聖火のトーチはこの日、アテネでの式典で、ロシアのコザク副首相率いる代表団に引き渡された。ソチ五輪組織委員会のチェルニシェンコ会長は「五輪へのカウントダウンがここに始まる」と宣言した。
聖火リレーの走者は約1万4000人、総距離は冬季五輪史上最長の6万5000キロに及ぶ。トロイカや雪上車、気球なども使って国内約3000の市や町を回る予定。
バイカル湖の湖底や欧州最高峰エルブルス山の山頂を通り、原子力砕氷船で北極点に到達する。トーチはさらに国際宇宙ステーション(ISS)にも運ばれる。公式ウェブサイトによると、ロシア国民の約9割に当たる1億3000万人に観覧または参加のチャンスがあるという。
夏季五輪も含めた記録では2008年北京五輪の聖火リレーが史上最大規模の13万7000キロを記録し、2万1880人の走者が参加した。