リオ五輪が開幕、開会式は環境保護と平和がテーマ
(CNN) ブラジル・リオデジャネイロ五輪は5日、同市のマラカナン競技場で現地時間午後8時から開会式が行われた。開会式の演出は、「シティ・オブ・ゴッド」などの作品で知られる映画監督、フェルナンド・メイレレス氏らが手がけた。環境保護と平和が2大テーマだという。
選手入場に先立つ演出では、レーザーや3D投影が駆使され、流れ落ちる水がステージを包み込むなど、色彩豊かなスペクタクルが繰り広げられた。
続いてスーパーモデルのジゼル・ブンチェン氏がスタジアムに登場すると、ラップやヒップホップのパフォーマンスが行われた。ヒップホップ歌手のキャロル・コンカ氏と12歳のMCソフィア氏がステージに登壇し、ラップを通してブラジル社会に対する黒人の貢献に敬意を表した。
会場のスクリーンに二酸化炭素排出や氷河の融解、地球温暖化についての見通しが示され、スタジアムが静まりかえる場面もあった。
最初に入場したのは五輪の発祥地であるギリシャの選手団。以降、アルファベット順に入場が続き、最後はジンバブエ選手団が入場する。
今回の五輪には過去最多となる1万1000人あまりの選手が出場する。