11月13日夜にフランスの首都パリで発生した一連の襲撃によって100人以上の死者が出た。自動小銃や爆発物で武装した襲撃犯はパリ市内にある複数の人気スポットを標的にした。以下はパリ検察の情報を基にした襲撃のタイムライン。
フランスとドイツとのサッカーの試合が行われるなか、パリ北部にあるスタジアムの外で爆弾が爆発した。
その後、この爆発に関連した遺体2体が見つかった。検察によれば、1人は自爆犯とみられており、もう1人は通行人だという。
検察によれば、覆面をして自動小銃を持った複数の襲撃犯がパリ10区にあるレストランで銃を乱射し15人が死亡した。
目撃者によれば、襲撃犯は黒い車両で乗り付けたという。
2度目の爆発がスタジアムの外で発生。検察によれば、その後、1人目と同じ爆発物の付いたベストを着た2人目の自爆犯の遺体が見つかった。
検察によれば、パリ11区のバーの外で5人が銃撃により死亡した。
検察によれば、襲撃犯は黒い車両で乗り付けた。
黒い車に乗った襲撃犯がレストランの外で自動小銃を乱射し、19人が死亡した。
検察によれば、スタジアムで自爆犯が使ったものと同じ装置を使い、レストランで自爆犯1人が爆弾を爆発させた。複数の負傷者が出たが、死者は報告されていない。
3人の襲撃犯がロックコンサートの最中に銃を乱射した後、観客を人質に取った。ステージの前に人質を集めた後、襲撃犯は短い演説を行い、イラクやシリアにも言及した。
午前0時20分、フランス警察の精鋭部隊がコンサートホールに突入し、襲撃犯の1人を殺害した。残りの2人は警察の突入時に自爆した。
検察によれば、襲撃犯を除き89人が死亡した。
スタジアムで3度目の爆発。検察によれば、その後、自爆犯1人の遺体が発見された。