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英競売でウイスキーに史上最高額、1億2500万円で落札

60年熟成させたスコッチウイスキーに1億2500万円の値が付いた

60年熟成させたスコッチウイスキーに1億2500万円の値が付いた/ANDY BUCHANAN/AFP/Getty Images

希少なシングルモルトのスコッチウイスキーのボトルが、このほど英スコットランド・エジンバラでオークションにかけられ、110万ドル(約1億2500万円)を超える価格で落札された。オークションでウイスキーに付いた値段としては史上最高額となる。

競売大手ボナムスによると、落札されたのは「ザ・マッカラン」の1926年物。イタリア人アーティストのバレリオ・アダミ氏がデザインしたラベルが貼られた特別限定品だ。落札者はアジアの個人収集家で、電話を通じてオークションに参加したという。

希少なスコッチがウイスキーの史上最高額で落札/ANDY BUCHANAN/AFP/Getty Images
希少なスコッチがウイスキーの史上最高額で落札/ANDY BUCHANAN/AFP/Getty Images

このウイスキーは蒸留の後たるの中で60年熟成させ、86年にボトルに詰められた。専門家の間ではその品質の高さや熟成の度合いなどから「究極のウイスキー」と呼ばれている。94年に元の所有者がマッカラン蒸留所から購入した。当時の購入額は不明。

同じボトルは全部で24本しか生産されていない。このうち12本のラベルを前出のアダミ氏が、残りの12本のラベルを英国人アーティストのピーター・ブレイク氏がそれぞれデザインした。

ラベルは伊アーティストのバレリオ・アダミ氏がデザイン/Bonhams
ラベルは伊アーティストのバレリオ・アダミ氏がデザイン/Bonhams

アダミ氏がラベルを手掛けた12本については、いくつ現存するのかが分かっていない。こうした事情も今回の落札価格を引き上げる要因になったとみられる。

ボナムスによれば、日本にあった1本が東日本大震災の際にだめになったほか、すでに「開栓されて飲まれた」ものが少なくとも1本あるという。

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