独VW、初の自動運転コンセプト車を発表
ニューヨーク(CNNMoney) 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は6日のジュネーブ国際自動車ショーで、VWグループ初の自動運転車となる「セドリック」のコンセプト車を発表した。
セドリックはスキー場のケーブルカーからケーブルを除いたような形。ドライバーは必要ないのでハンドルやペダルはなく、対面式の座席だけが配置されている。
電気自動車(EV)でエンジンに場所を取られないため、ゆったりとしたスペースが確保された。
後方の窓の内側には空気清浄作用のある本物の植物をあしらっている。
音声の指示に反応し、フロントガラスの内側はコンピューターの画面になっていて地図などが映し出される。
VWはセドリックをライドシェア(相乗り)サービスに導入し、世界のどこからでもリモコン1つで呼び出せるようにするという構想を描いている。
将来は傘下のアウディ、ベントレー、シュコダといったブランドでも同様のシリーズを展開するが、ポルシェやランボルギーニでは計画していない。両ブランドとも購入者の多くが「自分で運転したい」との志向を持っているからだという。