米グーグル、不適切なコンテンツ排除へ1万人増員
ニューデリー(CNNMoney) 米検索大手グーグルは6日までに、傘下の動画投稿サイト「ユーチューブ」の不適切な動画やコメントの排除に向けて、1万人超を増員する方針を明らかにした。
グーグルは問題あるコンテンツの抑制に向けて精査を行う人員を増強するほか、広告に対してより厳しい規則を設ける予定だという。
ユーチューブのスーザン・ウォシッキー最高経営責任者(CEO)はブログへの投稿で、同社のポリシーに違反する可能性のあるコンテンツに対応するため、2018年に1万人超の増員を行う方針を明らかにした。ユーチューブで不適切な動画などを監視している現在の人数については明らかにしなかった。
同CEOによれば、ユーチューブでは過去6カ月間に約200万件の暴力的な過激派の動画を精査したという。
ユーチューブによれば、コンテンツの確認は人間だけで行っているのではない。機械学習を通じたアルゴリズムにより、6月以降、15万件を超える暴力的な過激主義を含む動画を削除した。これと同等の分量を精査するには、18万人が40週間にわたって稼働しなくてはならないという。