星空楽しむ「ダークスカイ・パーク」、米・カナダの公園を新たに指定

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ウォータートン・グレーシャー国際平和自然公園の米モンタナ州の地区で見える天の川。撮影は2013年7月18日/Brenda Ahearn/Daily Inter Lake/AP

ウォータートン・グレーシャー国際平和自然公園の米モンタナ州の地区で見える天の川。撮影は2013年7月18日/Brenda Ahearn/Daily Inter Lake/AP

(CNN) カナダと米国にまたがるウォータートン・グレーシャー国際平和自然公園が、国際ダークスカイ協会の基準を満たし、「ダークスカイ・パーク(星空保護区)」に指定された。

同公園は、カナダ・アルバータ州のウォータートンレークス国立公園と米モンタナ州のグレイシャー国立公園で構成される。米国立公園局の12日の発表によると、同公園では夜空に優しい照明を導入して光害を減らし、訪れた人に星空を楽しんでもらえるようにした。

公園内にはLED街灯や夜空に優しい照明設備を導入し、今後もさらにそうした設備を増やしていく計画。

「ウォータートン・グレーシャー国際平和自然公園の夜空は本当に素晴らしい」「同公園が世界初の国境を横断するダークスカイ・パークに指定されたことで、環境を守りながら、訪れた人に夜間であっても自然とつながる機会を提供する我々の取り組みが世界に示された」。カナダ公園局のロン・ホールマン局長はそうコメントした。

ウォータートンレークス国立公園とグレイシャー国立公園は1932年に合併して世界初の国際平和公園となった。95年にはユネスコの世界遺産に指定されている。

カナダでダークスカイ・パークに指定された公園はこれで12カ所目。

ダークスカイ・パークは星空を見えやすくするだけでなく、光害への認識を高めてもらい、エネルギーの浪費を減らす狙いも込められている。

今回の指定には生態系上のメリットもある。夜行性動物の中には餌の採取や繁殖、移動のために暗闇を必要とする種もあることから、人工照明が害になることもある。

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