北米最高齢の雄ペンギン、老衰で安楽死 31歳

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米オレゴン州の動物園で飼育されていた雄ペンギン「モチカ」が31歳で死んだ/From Oregon Zoo

米オレゴン州の動物園で飼育されていた雄ペンギン「モチカ」が31歳で死んだ/From Oregon Zoo

(CNN) 北米で飼育されている雄のペンギンで最高齢だった米オレゴン動物園(オレゴン州ポートランド)のフンボルトペンギン「モチカ」が4日、31歳で死んだ。老衰が進んだため、安楽死の措置を受けた。

動物園の鳥類担当責任者によると、片目の白内障が進行し、もう一方の目も加齢でかすんでいた。股関節には両側性のリウマチがあり、歩くのが困難な時もあった。

モチカは1990年7月6日生まれ。人が好きで、飼育係のキッチンなどで過ごすことが多かったという。

動物園の発表によると、フンボルトペンギンが20歳を超えて生きることはまれ。同責任者は、モチカが世界最高齢の雄だった可能性を指摘している。

フンボルトペンギンは南米原産で、ペンギンの中でも絶滅リスクが高く、米絶滅危惧(きぐ)種法の保護対象に指定されている。人間の活動による影響が大きい地域にすみ、えさの乱獲や漁網に引っ掛かるケースなどで生息数が減少している。

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