黒人少年射殺で無罪の元被告、自作絵画に1000万円の高値
(CNN) 米フロリダ州で黒人を射殺したとして殺人罪に問われたものの無罪となった元自警団リーダー、ジョージ・ジマーマン元被告が売りに出した自作の絵画に、11万ドル(約1130万円)を超える高値が付いている。
絵画は16日、インターネット競売大手イーベイに開始価格99セントで出品され、17日の時点で最高入札価格が11万100ドルに達した。入札は21日に締め切られる。
縦18インチ(約45センチ)、横24インチ(約60センチ)のキャンバスに、はためく青い星条旗と「忠誠の誓い」の一節が描いた作品。「新たに自分を表現する手段が見つかった。作品制作は屋内で過ごす私に内省と癒やしをもたらしてくれる」とのコメントが添えられている。作品を手にした姿の写真も追加された。
サイト上のコメントには本人が返信を書き込んでいるとみられ、「私たちはあなたの味方」という応援の言葉の後には「1日に少なくとも3~5人がそんな言葉をかけてくれる」との答えが続く。
ジマーマン氏は射殺事件の裁判で今年7月に無罪評決を受けた。11月には交際相手の女性に暴行を加えた疑いで逮捕されたが、フロリダ州の検察は先週、起訴を見送る決定を下した。