トランプ氏、副大統領候補は「政界の事情通」を希望
ワシントン(CNN) 米大統領選の共和党指名候補争いで優勢な戦いを進める実業家ドナルド・トランプ氏は24日、指名を獲得した場合の副大統領候補の人選について米政界の事情に通じた人物が望ましいとの考えを示した。
米リージェント大学での集会の質疑応答で述べた。トランプ氏は大統領選で、政治経験が乏しい「アウトサイダー」の候補として受け止められている。
政界の事情通である「インサイダー」を希望することについては、自らが成立を望む法案の全てを通過させたいことを理由に挙げた。
副大統領候補について具体的な名前には言及しなかったが、自らこれまで接触してきた人物の中には強い敬意を抱く人物もいると説明。また、副大統領候補に望む主要な資質は、大統領に不測の事態が起きた場合、その跡を継いで偉大な大統領に成り得る人物と主張した。
自らが「アウトサイダー」候補であることも自覚していると見られ、政務遂行で手助けしてくれる人物が望ましいとも述べた。
さらに本業は事業ながらも、これまで政治と無縁であったわけではないとも強調。ニューヨークで住宅事業に取り組む場合、ニューヨークの市政に対処しなければならず、その作業は厳しいものだと主張。商談を進める難しさをイスラエルとパレスチナ人の間に和平協定を実現させることにも例えた。