オバマ政権、対ロシア制裁発表へ 米大統領選への介入めぐり
(CNN) ロシアが米国へのサイバー攻撃で大統領選に介入したとされる問題で、米国のオバマ政権は早ければ29日中に同国への制裁措置を発表する見通しだ。この件について説明を受けた米当局者らが明らかにした。
オバマ政権は、ロシアが国家間での通常のハッキング活動を超えた情報作戦を展開していたとの見方を示し、これに見合う制裁強化や外交措置を計画しているという。
米情報当局によると、ロシアは米大統領選の民主党候補だったヒラリー・クリントン氏の選挙戦を妨害する目的で、民主党の組織や個人などから情報を盗み出していたとされる。
一方、ロシア外務省の報道官は同省の公式ウェブサイトで、米国による「新たな敵対措置」にはただちに対抗措置を取ると宣言。「ロシアのハッカー集団を取りざたするうそにはうんざりだ。オバマ政権が自らの失敗の口実にするための虚報だ」と主張した。