米副大統領、NFLの試合を途中退出 選手の不起立を批判
ワシントン(CNN) 米プロフットボールリーグ(NFL)の選手が試合前の国歌斉唱で起立しない抗議運動を展開している問題で、ペンス副大統領は8日にインディアナ州インディアナポリスで行われた試合の観戦に訪れたが、選手の不起立を批判して途中退出した。
ペンス副大統領はこの日、インディアナポリス・コルツとサンフランシスコ・フォーティーナイナーズの試合観戦に訪れた。しかし選手数人が国歌斉唱の際に片ひざをついて起立しなかったことから、観戦を中断した。
途中退出した理由について、副大統領はツイッターに「我が国の兵士や国旗、国歌に敬意を表さない一切のイベントを重んじない」と投稿。「誰もが自らの意見に対する権利をもっている。それでもNFL選手に対して国旗と国歌に敬意を表するよう求めることが行き過ぎとは思わない」と述べ、この問題に関してトランプ大統領を支持すると表明した。
トランプ大統領はその後のツイートで、もし選手が起立しなければ会場から退出するよう、事前にペンス副大統領に求めていたことを明らかにした。
副大統領に同行していた記者団は、競技場への入場は認められず、車の中で待機するよう指示されていた。関係者からは、副大統領が途中退出する可能性があると説明されていた。