マックに来店の女性客が「助けて」、従業員の対応で男逮捕 米

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米マクドナルド店舗の従業員と警察が連携、救助を求めた女性は無事だった/San Joaquin County Sheriff's Office/Facebook

米マクドナルド店舗の従業員と警察が連携、救助を求めた女性は無事だった/San Joaquin County Sheriff's Office/Facebook

(CNN) 米カリフォルニア州サンホアキン郡ローダイで、虐待加害歴のある男と車でマクドナルドの店舗を訪れた女性が助けを求め、従業員が的確な対応で男の逮捕につなげる出来事があった。

同郡保安官事務所のフェイスブックによると、女性は24日、カウンターで従業員に緊急通報を依頼。車のナンバーを伝え、かくまってほしいと頼んだという。

後日の捜査の結果、同乗していた男には女性を虐待した過去があることが判明。この日は銃器で女性を脅し、家族に会いに行くから車を運転しろと要求していた。

女性は店舗のトイレを利用した後、注文のために再びカウンターに向かおうとしたところを男に制止され、ドライブスルーの利用を強要された。

ドライブスルーでも女性は従業員にSOSシグナルを発し、窓越しに口の動きで「助けて」と伝えていたという。

店側はドライブスルーの進行を遅らせて車が敷地外に出て行かないように対応。駆けつけた警察に、従業員は女性が運転する車を指さした。車のトランクからは盗品の銃器が見つかり、警察は男を逮捕した。

男は脅迫や盗品関連の罪、違法な銃器所持の罪などに問われている。保釈金は36万ドル(約3900万円)に設定された。

女性が助けを求めた店舗はゴールデン・ステート・レストラント・グループが運営。同社が運営する全ての店舗は「セーフ・プレース」に認定されている。

運営会社のウェブサイトによると、セーフ・プレースは「すぐに助けや安全を必要とする若者」のための全米規模のプログラム。各地の学校や消防署、図書館、企業などと連携して、若者が安全な滞在場所を見つけたり、支援機関や保護施設と連絡を取ったりする支援を行っているという。

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