バイデン氏、激戦2州でリード 米大統領選の仮想対決
(CNN) 11月に行われる米大統領選で、野党・民主党からの指名を確実にしているジョー・バイデン前副大統領と現職のドナルド・トランプ大統領が対決した場合、激戦州のミシガンとペンシルベニアでバイデン氏が支持率でリードしていることがわかった。FOXニュースが世論調査の結果を明らかにした。
ミシガン州では登録有権者の49%がバイデン氏を支持する予定だと答えた。41%がトランプ氏に投票すると答えた。
ペンシルベニア州では50%がバイデン氏に投票する予定だと答えた。トランプ氏支持は42%だった。
FOXニュースが4月上旬に行った全米調査では、登録有権者の支持はトランプ氏とバイデン氏とで拮抗(きっこう)していた。
トランプ大統領を支持する人の割合は47%、不支持の割合は51%。ペンシルベニア州、ミシガン州とも同じ数字だった。
両州の登録有権者の約半数が、自分自身もしくは家族の誰かが新型コロナウイルスによって失職や賃金の削減を経験したと答えた。新型コロナウイルスが経済的な苦境につながると懸念している人の割合はペンシルベニア州で70%、ミシガン州で75%に上った。
経済活動を懸念する声は強いが、過半数が、住民の健康を危険にさらして経済活動を再開することを望んではいない。
経済危機が長引くことになったとしても経済活動の再開を待つことを望む人の割合はペンシルベニア州で64%、ミシガン州で61%だった。公衆衛生上の危機が長引くことになったとしても経済活動を再開すべきと考えている人の割合は両州で約25%だった。
今回の世論調査は4月18日から21日にかけて、ペンシルベニア州の登録有権者803人とミシガン州の登録有権者801人を無作為に抽出し固定電話もしくは携帯電話でインタビューを行った。誤差の範囲はプラスマイナス3.5ポイント。