現金給付めぐり口論、7歳児含む4人が銃撃され死亡 米インディアナ州
(CNN) 米インディアナ州インディアナポリスで、新型コロナウイルス対策の現金給付をめぐる口論が銃撃事件に発展し、7歳児を含む4人が殺害された。
宣誓供述調書やインディアナポリス警察の発表によると、13日夜に人が撃たれたとの通報があり、駆けつけたところ、銃で撃たれて負傷したと思われる女性を発見した。女性は病院に運ばれ重体となっている。
この女性は、被害者はもっといると証言しており、警察は別の住宅で7歳の子ども1人と23~44歳の大人3人を発見。全員に銃で撃たれた傷があり、現場で死亡が確認された。
警察は捜査の結果、最初に撃たれた女性の交際相手でこの女性の娘の父親、マリク・ハーフェイカー容疑者(25)が5人を銃撃したと断定した。
被害者の女性は警察に対し、ハーフェイカー容疑者が生後6カ月の娘を連れて現場から逃走したと話した。娘は翌14日、ハーフェイカー容疑者の家族の自宅で無事見つかった。娘にけがはなかった。
警察は別の住宅で屋根裏に隠れていたハーフェイカー容疑者を発見して拘束した。
同容疑者は調べに対し、最初に撃たれた女性と給付金をめぐって口論になったと供述。原因は自分が女性の給付金の一部を欲しがったことだったと話している。
さらに、死亡した4人についても自分が全員を銃撃したと認め、銃撃後に金などを盗んで、最初の被害者の女性から奪った車で逃げたと供述した。その後娘を家族に預けて自分は徒歩で友人の家に向かい、この家で警察に発見された。
ハーフェイカー容疑者は殺人、殺人未遂、強盗容疑で訴追され、次回は18日に裁判所に出廷する。