新人警官25人、車にはねられ負傷 5人重体に 米ロサンゼルス
(CNN) 米カリフォルニア州ウィッティアで16日、ロサンゼルス郡保安官事務所などが採用した新人警官のグループに車が突っ込む事故があり、25人がはねられて重軽傷を負った。
ロサンゼルス郡保安官事務所によると、はねられた25人のうち5人が重体となっており、4人は中程度のけが、16人は軽傷だった。ロサンゼルス郡消防局によれば、22歳の運転手も軽傷を負っている。負傷者は全員が近くの病院に運ばれた。
同郡保安官は16日の記者会見で、この衝突は事故だったと見ていることを明らかにした。車は逆走していたが、運転手が酔っていた様子はなく、現場で行った呼気検査でもアルコールは検知されなかった。現場にタイヤのスリップ痕はなかったとしている。
負傷者にはロサンゼルス郡保安官事務所の新人警官のほか、同州パサディナ、グレンデール、ベル警察などが採用した新人警官が含まれる。現場にはエルセグンド警察やカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)警察の新人警官もいたが、けがはなかった。
ロサンゼルス保安官事務所(LASD)訓練局によると、新人警官75人は全員が白いTシャツと緑の短パン姿で、22週間の訓練課程の一環として行うランニングの途中だった。2台の車両に付き添われて4列に並んで走っていたところをはねられたという。