候補争い撤退のヘイリー氏、トランプ氏への投票表明 米大統領選

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約2カ月ぶりに公の場で発言したヘイリー氏/Pool via CNN Newsource

約2カ月ぶりに公の場で発言したヘイリー氏/Pool via CNN Newsource

(CNN) 米大統領選の共和党候補争いから撤退したニッキー・ヘイリー氏が22日、約2カ月ぶりに公の場で発言し、ドナルド・トランプ前大統領に投票する意向を表明した。

外交・移民・経済問題などヘイリー氏が重要視する政策において、トランプ氏は「完璧ではなかった」が、ジョー・バイデン大統領は「ひどい有様だった」と発言した。

「私はトランプ氏に票を投じるだろう」(ヘイリー氏)

ヘイリー氏の発言は、首都ワシントンに拠点を置く保守派の米シンクタンク「ハドソン研究所」での演説後に行われた質疑応答で、2024年大統領選が話題にのぼった際のもの。元米国連大使のヘイリー氏は、現在同研究所のチェアを務めている。

ヘイリー氏は、予備選挙から離脱した後も支持を続ける有権者に感謝を述べるとともに、トランプ氏に支持者への歩み寄りを改めて呼びかけた。

「私に票を投じ、今もなお支持している数百万人の支持者が、自動的に味方に付くと思い込むのではなく、歩み寄るのがトランプ氏にとって賢い道だろう」(ヘイリー氏)

今年ヘイリー氏とトランプ氏は予備選挙で辛辣(しんらつ)な争いを繰り広げ、ヘイリー氏がトランプ氏の精神状態を疑問視したこともあった。1月のCNNとのインタビューでは、トランプ氏もバイデン氏も「同じように悪い」と発言していた。

3月に撤退した後も、ヘイリー氏は共和党予備選挙で次々票を獲得している。今なお同氏の支持が継続していることはトランプ氏には大きな壁となりかねない。フィラデルフィア郊外のチェスター郡とモンゴメリー郡で、ヘイリー氏は25%近い得票率を獲得。今月行われたインディアナ州の予備選挙の得票率も約22%だった。

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