オーストラリアのサメ駆除作戦、172匹を捕獲
体長3メートルに満たないサメでも14匹はロープにかかったことが原因で死に、別の4匹は弱っていたため処分された。
残る90匹は識別用のタグを付けて海に放し、ロープにかかったアカエイ7匹とフグ1匹も放された。
州漁業局は、これでビーチに行く人たちの安心感を取り戻すことができ、サメの行動についての研究にも貢献できると成果を強調。州はさらに3年間の作戦継続許可を申請している。
これに対してサメの保護を訴えていたシーシェパードの関係者は、「捕獲された172匹は大部分が、人を襲ったこととは無関係のイタチザメだった」と批判。生きて放されたサメも「ショック状態」になって海の底に沈んでしまうと主張している。