中国、アフリカ諸国でロバ「爆買い」 皮を漢方薬の原料に
南アフリカのステレンボス大学で中国の研究に携わるエマニュエル・イグビノバ氏は「ロバの価値の高騰が経済に不均衡をもたらした」と指摘。それでも慎重に練った計画の下でなら、ロバ輸出は各国に大きな利益をもたらすとみている。
同氏は「もしアフリカ諸国がうまく規制を導入し、食肉処理場に高い基準を設けたり、ロバ飼育に関する教育を行うことができれば、ロバは重要な収入源になりうる」と説明する。
ブルキナファソはロバ販売への規制を検討しているが、一方で他のアフリカ諸国との競争にもさらされている。
ケニアや南アフリカといった経済力で勝る国々では中国の需要に応えるべく、施設の拡充が進む。また、闇市場での取引もアフリカ全体で盛んとなっている。