イケア店内にシリアの住まい再現 赤十字と共同キャンペーン
キャンペーンの企画を担当した広告会社のクリエーター、マヤ・フォルゲロ氏はCNNとのインタビューでシリアへの旅を振り返り、「実際の紛争地域を訪ねた経験には、それまで見たどんな映像もかなわなかった」と語った。
実在の部屋だということを感じてもらうために、手軽な壁紙でなく本物のコンクリートを使った。紛争地域の出身者からは「まさにこの通りだ」と声を掛けられたという。
この店舗には先月、展示を見るためだけに訪れた客も多かった。毎週約4万人が展示コーナーに立ち寄り、赤十字のシリア支援キャンペーンには2200万ユーロ(約25億3000万円)の募金が寄せられた。