シリアからゴラン高原にロケット弾攻撃、イラン軍が発射とイスラエル
(CNN) イスラエル国防軍(IDF)の報道官は、9日夜に20発以上のロケット弾が同国のゴラン高原へ向けて撃ち込まれたと発表した。シリアに展開するイラン軍が発射したとしている。
ロケット弾のうち数発は防空システムによって迎撃された。IDFによれば被害は限定的で、けが人は出ていないという。
CNNの取材班はゴラン高原で、一晩中飛び続ける小型無人飛行機(ドローン)の音や時おり遠くから聞こえる爆発音などを確認した。
以前からゴラン高原での警戒を強めていたIDFは、8日から防空シェルターの準備を整えていた。今回のロケット弾攻撃を受けて対抗措置をとっているとみられるが、現時点で具体的な情報はない。
一方、シリア軍の情報筋は、同国の防空システムが「イスラエルによる敵対的なミサイル数発」を迎撃したことを明らかにした。国営シリア・アラブ通信(SANA)が10日にツイッターで報じた。