地震で立ち往生の登山者600人超、全員を救出 インドネシア
(CNN) インドネシアのロンボク島を襲った地震によって土砂崩れなどが発生し、同島のリンジャニ山(標高3726メートル)で600人超の登山者が取り残されていた問題で、インドネシア国家防災庁は7月31日午前に最後の6人が下山したことを明らかにした。
警察や軍、医療関係者ら約200人が救出作業にあたっていた。
7月29日に発生した地震により発生した土砂崩れなどで道がふさがれていた。登山客の中には数百人の外国人も含まれていた。
救出された人たちが追加の治療を受けるかどうかは不明。
タイから来た登山客の男性がCNNに語ったところによれば、岩などがぶつかった人を何人か目撃したという。
地震による死者数はこれまでのところ16人に上っている。また、数百人が家を失ったという。
地元メディアによれば、ジョコ大統領は7月30日、ロンボク島を訪問し、住宅の再建を支援するため、被害の出た不動産はそれぞれ5000万ルピア(約38万円)を受け取れると発表した。