海底パイプラインのガス漏れの捜査、最終段階に スウェーデン検察
(CNN) ロシアと欧州を結ぶ海底パイプライン「ノルドストリーム」が昨年9月にガス漏れを起こした問題で、スウェーデンの首席検事は14日、捜査が最終段階に入ったと述べた。地元メディアに語った。
検事は、捜査が最終段階に入った可能性があるとの見方を示し、起訴に関する判断について、今秋にも態度を明確にできるようにしたいと述べた。
ノルドストリームのガス漏れをめぐっては、スウェーデンとデンマークの当局が捜査を行っている。捜査官はガス漏れが爆発物によって引き起こされたと考えている。
検事によれば、今回使われた爆発物は特殊な組成物からできており、そこから実行犯についてある程度の結論を導くことができるという。
前日には、オランダメディアが、オランダ軍の諜報(ちょうほう)機関が、米中央情報局(CIA)に対し、ウクライナが計画したとされるパイプラインの爆破について警告を発していたことが分かったと報じていた。