中国外相、ロシアとともに「世界平和守る力」を自認
(CNN) 中国の秦剛(チンカン)外相は27日、同国とロシアは「世界平和を守り、包括的な発展を推進する重要な力」だと述べた。ロシアの国営タス通信が伝えた。
秦氏はこの日、ロシアのシンクタンク、ロシア国際問題評議会と中国社会科学院が北京で開催した会議でビデオ演説し、ロシアへの支持を改めて表明。中ロ両国が協力して、「個別の国家による武力行使と覇権」に立ち向かうと述べた。
ロシア外務省によると、北京では25日、中国政府の高官らがロシアのルデンコ外務次官と会談し、ロシアへの支持を確認した。
中国外務省の報道官は同日、ロシアの民間軍事会社ワグネルの反乱を同国の「内政問題」と位置付けロシアの「友好的な隣人」「戦略的パートナー」として、国家の安定維持と発展、繁栄を支援すると述べていた。
中ロはロシアによるウクライナ侵攻の直前に、「無限」の友好関係を宣言。中国はその後も侵攻を非難せず、外交面、経済面の支援を提供してきた。和平の仲介役を名乗ることにより、欧米諸国との関係はさらに悪化している。