支援物資待つ群衆にイスラエル軍が発砲、20人死亡 ガザ市
(CNN) イスラム組織ハマスが運営するガザ保健省は25日、パレスチナ自治区ガザ地区ガザ市のクウェート交差点で支援物資を待っていた群衆にイスラエル軍の攻撃があり、少なくとも20人が死亡、150人が負傷したと発表した。うち数十人は重体だという。
現場に居合わせたジャーナリストらによると、人々は同地区の南側から運ばれる支援物資を待っていたところだったという。砲撃と銃撃で複数の死傷者が出たと現地では報じられている。
同保健省の報道官は、重傷を負った数十人がシファ病院に運ばれたが、同病院は処置できる状態にはないため、死亡者数は増える可能性が高いと述べた。
ジャーナリストらによると、複数の負傷者がシファ病院とアル・アハリ病院に運ばれたという。
CNNはクウェート交差点付近での軍事作戦についてイスラエル軍にコメントを求めている。
24日に同交差点で撮影された映像には、銃声が鳴り響く中、多くの人がパニック状態で走っている様子が映っており、中には支援物資の入った箱を持っている人もいる。