男性記者ら6人が減給同意、男女格差解消で 英BBC

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ニューヨーク(CNNMoney) 英公共放送のBBCは27日までに、著名記者やキャスターなどの男性6人が給与の男女格差解消への一助として自主的な報酬削減に同意したとの声明を発表した。減給の幅には触れなかった。

BBCは昨年、最高水準の所得が保証される幹部級のうち女性が占める割合は3分の1などとする報告書を発表。これ以降、局内では賃金格差への女性職員の抗議がくすぶっていた。

この中で中国担当の編集責任者を務めていた女性のキャリー・グレイシーさんが最近、反発して同職位を辞任。男女平等の報酬が確保されれば復帰するとも言明していた。来週には英国会の委員会で証言する予定。

給与の自主的な引き下げに応じた6人はニュースキャスターやラジオ局の司会者などが含まれ、いずれも最高水準の給与の資格保持者。昨年7月に出された報告書によると、6人の年収は70万~74万9999ポンド(約1億780万〜約1億1550万円)などとなっていた。

6人のうち北米担当の編集責任者を含む2人はグレイシーさんの賃金格差への不満をけなす会話を知らずに録音され、外へ流される騒ぎにも巻き込まれていた。冗談だと釈明し、漏えいした人物を非難していた。

グレイシーさんの年収は15万ポンド以下とされる。世界の他地域の編集責任者4人の報酬額は不公平な状況にあり、男性は女性より少なくとも50%以上多い給与をもらっているとも主張している。昨年の報告書では、年収15万ポンド以上の従業員が発表された。

BBCのトニー・ホール会長は報酬の男女格差について2020年までの是正を約束している。

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