大阪北部の地震 3人死亡、73人負傷 新幹線が一時運休に
東京(CNN) 大阪府北部で18日午前8時ごろ発生した強い地震について、日本政府は少なくとも3人が死亡、73人が負傷したと明らかにした。
気象庁は地震の規模を示すマグニチュードを5.9と推定している。
高槻市では小学校のプールの壁が倒れ、下敷きになった9歳の女の子が死亡した。
また大阪市東淀川区では80代の男性が崩れたブロック塀の下敷きになり死亡。茨木市では同じく80代の男性が、自宅で倒れてきた本棚の下敷きになり死亡した。
複数箇所で道路が激しく損壊し、水道管も破裂。最も大きな揺れを記録した高槻市では水が路上にあふれ出した。
各自治体によると、複数の府県で少なくとも73人が負傷した。NHKは700人近くが避難所に入っていると伝えている。
鉄道は18日午後になっても大阪府全域で運休。一方で新幹線は地震から6時間後に運転を再開した。
大阪府庁によると北部の住宅で断水が起こり、10万8000世帯でガスの供給が停止したという。関西電力は約17万世帯で停電が発生したものの、地震から数時間後には復旧したとしている。