スーダン準軍事組織が住民処刑、西ダルフールの「戦争犯罪」 人権団体が非難

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スーダン準軍事組織、西ダルフールで残虐行為

(CNN) 国際人権団体のヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は、スーダンの西ダルフール州で準軍事組織の「即応支援部隊(RSF)」とアラブ系民兵組織が何十人もの住民を処刑したとして非難した。

HRWの報告によると、マサリット族の住民が多数を占める西ダルフール州の町ミステレイが襲撃され、マサリット族の少なくとも28人が処刑されたほか、数十人の民間人が死傷した。

マサリット族など非アラブ系の住民は頻繁に、RSFが支えるアラブ系民兵組織の標的にされることがある。

「スーダンの武力衝突の中で行われたそうした残虐行為の多くは、戦争犯罪に該当する」とHRWは非難する。

HRWが話を聞いた目撃者によると、ミステレイに対する襲撃は5月28日の夜明けに始まり、RSFの戦闘員が町に押し寄せた。

戦闘員のほとんどは歩いたりバイクに乗ったりしていたが、一部の戦闘員はピックアップトラックで一帯を封鎖して、逃げようとした住民を銃撃したという。

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