南米コロンビア、イスラエルと断交 ガザでの戦闘行為受け

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パレスチナへの支持を表明するデモ参加者=2023年10月、コロンビア・カリ/Joaquin Sarmiento/AFP/Getty Images

パレスチナへの支持を表明するデモ参加者=2023年10月、コロンビア・カリ/Joaquin Sarmiento/AFP/Getty Images

(CNN) 南米コロンビアは1日、イスラエルのパレスチナ自治区ガザ地区での戦闘行為を受け、イスラエルとの国交を断絶すると発表した。

コロンビアのペトロ大統領は首都ボゴタで開かれた集会で断交を発表。イスラエル政府によるガザでの戦争を「虐殺的」だと述べた。

イスラエルのカッツ外相は、コロンビアの発表を非難し、ペトロ氏がガザを実効支配するイスラム組織ハマスに見返りを与えていると糾弾した。カッツ氏はペトロ氏が「人類が知る限り最も卑劣な怪物」の味方をしているとし、「憎悪に満ちた反ユダヤ主義的な大統領」とも呼んだ。一方で、ペトロ氏の行動にかかわらず、両国は良好な関係が続くと述べた。

南アフリカは以前、イスラエルがジェノサイド(集団殺害)に関する国際法に違反していると非難し、国際司法裁判所(ICJ)に対して、イスラエル政府が「ガザのパレスチナ人を滅ぼそうとしている」と提訴した。イスラエルはそうした主張を「ばかげた血の中傷」だとして一蹴した。

集会に参加したコロンビアのペトロ大統領=1日、コロンビア首都ボゴタ/Luisa Gonzalez/Reuters
集会に参加したコロンビアのペトロ大統領=1日、コロンビア首都ボゴタ/Luisa Gonzalez/Reuters

その後、ICJはイスラエルに対し、ジェノサイドを防ぐために「あらゆる手段を講じる」よう命じたが、停戦を命じるまでには至らなかった。

南米ボリビアも昨年、イスラエルとハマスの戦争をきっかけに「パレスチナ人への人道に対する罪」を理由にイスラエルと国交を断絶した。

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