無人機保有広がり70カ国以上に、軍拡やテロ組織入手の懸念

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(C)U.S. AIR FORCE

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米バージニア州の軍事関連コンサルティング企業は今年6月、武装した無人機の研究や開発、調達の市場は今後50年間で約2倍の水準となり、現在の66億米ドル(約5210億円)から114億ドルに拡大すると予測した。/

無人機確保に動いているのは国家だけではなく、反政府武装勢力も同様だ。カダフィ強権体制が昨年倒れたリビアでは反体制派が武装闘争の最中にカナダ企業から6ケタの価格で偵察用の無人機を調達していた。

無人機関連の技術の入手は現在、困難なことではない。オンライン通販大手アマゾンでは250米ドル(約1万9750円)払えば小型の専用無人機が手に入る。資金に余裕がある麻薬密輸組織が入手を果たすのも時間の問題かもしれない。遠くない将来、個人が武装した無人機を用いて私的な遺恨を晴らす復讐劇が起きる可能性もある。

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