イラク、30年ぶりに原油発見 埋蔵量10億バレル
バグダッド(CNN) イラク石油省は21日、同国国営の石油探査企業が30年ぶりに原油を掘り当てたと発表した。
同省報道官によると、原油はイランとの国境に近い南東部マイサン州の地下で発見された。埋蔵量は少なくとも10億バレルに上るといい、イラクにとって「重大な成果」だとしている。
イラクは世界4位の原油埋蔵量を誇り、政府予算の90%強をオイルマネーに依存しているにもかかわらず、原油採掘は長年の衝突に阻まれてきた。今回の発見は、7カ月に及んだ採掘探査の成果だという。
イラクの石油生産量は日量320万バレル、その72%を輸出している。2010年の時点で採掘可能な原油の埋蔵量は1430億バレルと推定、大部分は南部の油田にあるとしていた。