日銀、金融政策で現状維持を発表 追加の緩和策見送り
香港(CNNMoney) 日本銀行は14日、金融政策決定会合を開き、当面の政策について現状維持とすることを決めたとの声明を発表した。
日銀は先に、無制限での国債買い取りや、2%の物価上昇率を目指す「物価目標」を導入しており、追加の金融緩和策を見送った格好となった。
声明によると、同会合では政策委員1人が物価目標を実現させるまで金利を事実上のゼロ水準に保つことを提案したが、退けられた。
日銀は、景気回復を図る安倍晋三首相率いる与党自民党の政権から金融緩和策を求められ、国債買い取りや物価目標率の設定で一定の譲歩を強いられている。これら政策は円安を生み、海外から為替操作との批判も招いているが日本政府は否定している。