従業員はロボットに置き換え? 飲食店で進む自動化

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現場では省力化が進んでいる

現場では省力化が進んでいる

ニューヨーク(CNNMoney) 賃上げを求め全米でファストフードチェーンに対する抗議運動が展開される中、レストランを経営する企業では試験的にロボットを導入する例が相次いでいる。将来的に、大幅な従業員削減につながるかもしれない。

レストラン業界側からは、急激な賃上げを行うのはかえって逆効果だとの見方も出ている。賃上げが業務のさらなる自動化につながり、結果的により多くの雇用が失われるだろうという理屈だ。

企業寄りのシンクタンク、雇用政策研究所(EPI)は昨年、米紙ウォールストリート・ジャーナルに意見広告を掲載し、「時給15ドルの最低賃金が義務づけられれば、サービス関連のコストを削減せざるをえない」「その場合、初歩的な仕事は減少し、代わりに自動化されることになるだろう――調理場も例外ではない」と主張した。

もっとも、より穏便な見方をする業界関係者もいる。

新しいテクノロジーの導入には時間がかかるほか、接客業では昔から人間同士のやり取りが大きな比重を占めてきたというのが慎重論の理由だ。

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