家具が自由に動いて変形、「ルームボット」の開発進む
(CNN) 昼間に座っていたいすが夜になるとソファに変身する。また部屋の中を歩くと家具が勝手にどいてくれる。そんな夢のような話が現実となるかもしれない。
その鍵を握るのは、スイス連邦工科大学(EPFL)のバイオロボティクス研究所が開発している「ルームボット」と呼ばれる自動変形ロボットだ。このルームボットをさまざまな素材や既存の家具と組み合わせることにより、家やオフィスに適応する「インテリジェント家具」を作ることができる。
「現在、私の研究所が行っているのは、形や機能が自在に変化するインテリジェント家具の開発という、ちょっとしたSFのようなプロジェクトだ」と語るのは、同研究所の責任者を務めるアウケ・イースピアート氏だ。
イースピアート氏は「これらのルームボットが勝手に動いたり、互いに組み合わさったりして、テーブルやいすなど、さまざまな家具を作り出す、というのがわれわれのイメージだ」と語る。その目的はさまざまな形で再利用可能な家具を作ることにある。